マインドマッスルコネクションと言う言葉を聞いた事はありますか?
マインドマッスルコネクションとは、「意識と筋肉の繋がり」と言う意味になります。
今回は筋トレを行う上で最も重要なマインドマッスルコネクションについて解説していきたいと思います。
マインドマッスルコネクション(MMC)とは
筋トレをしていると「マインドマッスルコネクション(MMC)」と言う言葉を耳にすることもあると思います。
もちろん初めて聞いたと言う人も少なくは無いと思いますが、意味は上記で述べたように意識と筋肉の繋がりになります。
簡単に言いますと、筋肉と意識を連結させることで「筋肉へ効いている感覚をつかむ」と言うことになります。
このマインドマッスルコネクションに関しましては科学的根拠がないため否定的なトレーニーも居ましたが、近年の脳科学の研究でマインドマッスルコネクション(MMC)の効果も立証されてきているのです。
筋トレをすることによって刺激を受ける箇所の筋肉(ターゲットとしている筋肉)をしっかりと意識することで、筋肉へ与える影響は大きくなるのです。
筋肉に意識を集中することで、筋繊維が活性化され同じ動作をしている場合でも効率よく筋肥大させることが可能となります。
そのため、意識することで筋トレの質を高めることが可能となり、同じ筋トレをしていてもその効果は絶大なものとなるのです。
またマインドマッスルコネクションの能力が高まれば、今まで100%使いきれていなかった筋肉を使えるようになり、筋発達だけではなく競技能力の向上にも効果を与えてくれるのです。
したがって競技能力を向上させたい場合は、マインドマッスルコネクションの能力を高めることを意識してトレーニングに励むことで、神経系の発達を促進させることが可能となりますのでより効果的になるのです。
マインドマッスルコネクションの能力を高める方法
マインドマッスルコネクションの能力を高めるには、ただ淡々と筋トレをするのではなく「今どこの筋肉を動かしているのか、どこの筋肉に効かせながらトレーニングしているか」をしっかりと意識することです。
例えばですが、目に見えている腕や脚、腹筋や大胸筋等の筋肉は意識しやすいのですが、背中の筋肉は目に見えないので意識するのがとても難しくなります。
しかし、目に見えないから意識できないのではなく、しっかりと背筋を鍛えている、背筋に効かせていると言う意識を持ちながらトレーニングしないとその効果は半減してしまう事になるのです。
はじめは意識するのが難しいと思いますが、筋トレをする時にどこの筋肉に効かしているのかと言うことを意識しながら行う癖をつけることで、自然とマインドマッスルコネクションの能力は高まっていきますので、今日からでも筋肉を意識しながらトレーニングするようにしましょう。
また、マインドマッスルコネクションを活用してしっかりと筋肉を意識することで、筋トレ中の故障等を防ぐことも可能となりますので是非MMCをマスターしてもらいたいと思います。
マインドマッスルコネクションを意識することで、筋トレのフォームを意識することにも繋がりますので故障を防ぐ事もできますし、その競技能力を高めることも可能となります。
はじめは難しいと思いますが、徐々に慣れてきますので今日からでも始めてみてください。
筋トレの質を高めるにはペースが重要!?
前回の記事で「筋トレのペース(拳上するスピード)」について書きましたが、筋トレはペースで与える効果が違ってきます。
上記の記事でも言いましたが、筋肥大目的ならスローレップ、筋力アップ目的ならファストレップで筋トレをする必要があります。
しかし、筋トレのペースも大事なのですがマインドマッスルコネクションの状態になれるかがキーポイントとなります。
つまり、筋トレの拳上ペースだけを意識して筋肉に効かす事を意識できなければ筋トレの効果は薄くなると言うことです。
要するに、マインドマッスルコネクションでしっかりと筋肉に効いていると言うことを認識しながら自分の目的に合わせたペースで筋トレをする必要があると言うことです。
また、拳上するスピードに関しましても具合的な定義がないため、自分にとって最適な動作スピードを見つける必要があるのです。
自分にとって最適なスピードとは、「強化したい筋肉をしっかりと意識しながら効かせることが可能なスピード」になります。
ですから、自分の目的によってスローレップなのかファストレップなのか異なると思いますが、しっかりとマインドマッスルコネクションを活用しながら筋トレ行うようにしましょう。
マインドマッスルコネクションの注意点
マインドマッスルコネクションを意識するうえで注意したい点が、「コンパウンド種目」の筋トレを行う時になります。
コンパウンド種目とは「ベンチプレス」や「スクワット」のように一つの動作で多くの筋肉が関わる種目のことを言います。
コンパウンド種目では高負荷のトレーニングになるため、さまざまな筋肉を同時に動かす事になるのですが、このような場合はマインドマッスルコネクションで一つの筋肉だけを意識するのは難しくなります。
しかも、仮にできたとしても他の筋肉を無視してしまう事になりますので逆効果になってしまうことも考えられます。
ですから、コンパウンド種目を行う際はマインドマッスルコネクションを意識するのではなく、正しいフォームを意識して動かしている全体の筋肉を意識するようにしてください。
特にコンパウンド種目の場合はフォームが間違っていると故障に繋がりやすくなるため、高負荷のトレーニングを行う前にまずは正しいフォームを見つけるようにしてください。
まとめ
マインドマッスルコネクションで筋トレの質を高めて効果を最大化することは目標達成のためにとても重要な要素になります。
「筋トレに近道はない!」ので、コツコツとトレーニングに励む必要があるのですが、その中でもしっかりと筋肉に効かせることをを意識することでより効果的に筋肉を成長させることが可能となりますので、是非マインドマッスルコネクションを取り入れてもらいたいと思います。
また、筋トレをはじめたばかりの人でなかなか効果が出ないと言う人は特にマインドマッスルコネクションを意識するようにしてください。
それから、筋肉の成長に必要なタンパク質等の栄養素が不足している場合も考えられますので、プロテインや筋トレサプリ等も積極的に摂りいれることをおすすめします。